ブルカーがライフサイエンス向け新しい高速AFMシステムを発売:革新的な相関顕微鏡としての機能も搭載したJPK NanoWizard ULTRA Speed 2

ブルカーは本日、画期的なAFMシステム「JPK NanoWizard ULTRA Speed 2」をリリースしました。本製品は、最先端のバイオイメージング機能を持ち最速・最高分解能を兼ね備えたAFMです。世界各国のAFMユーザーとの密接なコラボレーションによって開発された本システムは、2018年7月にブルカーがJPK Instrumentsを買収して新体制となった「ブルカーJPK BioAFM事業」が発表する、最初の新製品となります。毎秒10フレームというAFM走査速度、正真正銘の原子レベル分解能、さらに先進的なライフサイエンス研究に適した機能を備えたJPK NanoWizard ULTRA Speed 2は、先駆的な顕微鏡観察に必要な技術水準を提供いたします。

これまで、一般的な位相差、微分干渉、共焦点や単一分子蛍光、更には超解像顕微鏡、ラマン分光、多光子顕微鏡など、様々な光学顕微鏡法とAFMの融合を果たしてきたJPK社が培った技術により、他に類を見ない試料観察を可能にした新たなシステムが実現しました。その新しいJPK NanoWizard ULTRA Speed 2は、ブルカーが開発したPeakForce Tapping®を搭載し、極めて優れたフォース制御とかつてないAFMの操作性を両立、定量的で高解像度のイメージングと力学特性マッピング測定が可能です。この独自の機能を組み合わせた革新的なAFMを使うことにより、研究者は、細胞・単分子におけるナノスケールの力学測定において、新しい知見が同時に得られる実験を多角的に行う事が可能となりました。

フランス・モンペリエのCBS(構造生化学センター)センター長のPierre-Emmanuel Milhiet教授は次のように述べています。「高速AFMと先進光学顕微鏡との同時観察により、私たちはリアルタイムで分子レベルおよび細胞レベルでの動的プロセスを観察することが可能になります。また、ワークフローベースのソフトウェア制御と使い勝手の良いPeakForce Tapping技術との組み合わせは、AFMが近年のライフサイエンス研究で標準ツールになるのを後押しするとともに、JPKが生物学研究をけん引するためAFM技術を提供し続けるブルカーの一員であることを証明します。」

さらに、ブルカーのBioAFM事業部 部門長であるTorsten Jähnk氏は、「本製品は、ブルカーの一員として開発した最初のシステムであり、BioAFMと光ピンセット製品群を通して優れたサイエンスを実現するために、我々の責任を果たしていくことが重要であり、NanoWizard ULTRA Speed 2システムはライフサイエンス研究における最先端原子間力顕微鏡(AFM)の新基準として位置づけられています」と付け加えています。


JPK NanoWizard ULTRA Speed 2について
JPK NanoWizard ULTRA Speed 2はブルカー独自の技術であるPeakForce Tapping®を標準搭載することで、いまだかつてない高解像度のイメージングを実現するとともに、従来は評価できなかった様々な試料、特にやわらかいバイオロジー(生物学)関連の試料にも、AFM計測の適用を広げます。新システムはまた、高速・高性能の制御電子回路Vortis 2を搭載。すべてのユーザーのレベルの要求に応えるよう設計されたVortis 2は極めて低ノイズレベル・高速の信号処理を提供します。新しいワークフローベースのソフトウェアGUIが、使い勝手の良いAFMの操作に、新たな幕を開きました。ソフトに搭載されたユーザーガイダンスとユーザー管理モジュールは、研究者がAFM操作に煩わされることなく実験だけに専念できるようにし、JPK NanoWizard ULTRA Speed2が、マルチユーザー環境やマルチイメージング機能に完全に対応できるようにします。これらの特徴はさらに、市場にある極めて広範なアクセサリーを使うことで、ユーザーは、大部分のアプリケーションや多様な実験に適用が可能です。

このソフトウェアが実現するユーザーガイダンスとユーザーマネージメント・モジュールは、JPK NanoWizard ULTRA Speed 2のマルチユーザー環境あるいはイメージング能力を完全にすることで、研究者が実験だけに集中できるようにしています。これらの特徴はさらに、市場にある極めて広範なアクセサリーによって補強されることで、ユーザーは、大部分のアプリケーションおよび多様な実験での適用が可能です。


JPK BioAFMビジネスについて

2018年7月にJPKがブルカーの傘下となり、ブルカーのワールドワイドな事業基盤と計測機器の開発・サポート体制に、生細胞イメージング、細胞力学、細胞接着、分子間力計測、光トラップ、細胞刺激応答などライフサイエンス分野における最先端の技術が加わりました。新しいJPK BioAFM事業は、両社の豊富な開発実績を最大限に活用することで、生体分子および細胞のイメージング、ならびに、分子、細胞、組織レベルでの力学測定を実現するバイオ向け顕微鏡システムを提供します。ブルカーのライフサイエンス研究用AFMに関する詳細な情報は、www.bruker.com/BioAFMをご覧ください。


ブルカー社(Nasdaq: BRKR)について

ブルカーは、人々の生活の質の向上につながる画期的な発見や新規アプリケーションの開発ができるよう、長きにわたり様々な分析・計測装置を開発してまいりました。弊社の計測機器および分析・解析ソリューションは、生命の本質やそれを構成する物質を、顕微鏡、細胞レベルでの調査探求することを可能にします。常に研究開発に携わる方々に寄り添い、分子生命科学の研究や、製薬分野、顕微鏡・ナノ解析、工業用途、さらには細胞生物学、前臨床イメージング、臨床フェノミクスやプロテオミクス研究、臨床微生物学における変革や生産性の改善に貢献するため、今度も皆様に安心してお使いいただけるような体制を整え、分析・計測機器とサポートサービスをワールドワイドにて提供してまいります。より詳細な情報に関しては、www.bruker.comをご覧ください。


※本資料は2019年1月29日(現地時間)にBruker Nano Surfaces Divisionが発表したプレスリリースの翻訳です。原文は下記をご参照下さい。
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